【カイロ=石合力】エジプトのムルシ大統領が大統領権限強化の大統領令を出したことに反発するリベラル派などの野党勢力は4日夕から、大統領府周辺などで抗議デモを開き、市民ら10万人以上が集まった。デモ隊は大統領府前で徹夜の座り込みを続けている。
 AP通信によると、デモ隊が集まった際、ムルシ氏は執務中だったが、別の出口から帰宅した。占拠が続けば、政権運営にも影響が出るとみられ、野党勢力と、政権を支持するムスリム同胞団などイスラム主義者との対立はさらに深まっている。
 衛星放送アルジャジーラなどによると、デモ隊は治安当局が大統領府そばに設置した有刺鉄線柵を突破。治安当局と一時小競り合いになり、催涙弾などで29人が負傷した。大統領の帰宅後、治安部隊が警戒線を解き、デモ隊は大統領府前を占拠した。大統領令の撤回、新憲法案起草のやり直しのほか、大統領辞任を求める声も上がっている。野党勢力はカイロ市内タハリール広場でも座り込みを続けている。抗議デモは北部アレクサンドリアなど数都市でも起きた。
 ムルシ氏は先月22日に出した大統領令で6月末の就任以来の大統領令を司法判断から除外する新たな大統領令を発表。野党勢力や法曹界の反発が強まるなか、撤回に応じていない。イスラム主義者主導で起草した新憲法案についても15日に国民投票を実施する構えだ。

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